【コンクリート診断技術を活用すべし!】ヒントは全てここにある。

コンクリート診断士

こんにちはポッキーです。

開けましておめでとうござます。本年も皆様のお役にたてることができうよう記事をアップしていきたいと考えております。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

「2023年のコンクリート診断士の試験を受ける方にとって良い情報を発信する」と言うコンセプトでブログをやっています。

今日は、「コンクリート診断士技術’21」教材について皆さんと共有したいと思います。

 

ポッキー
ポッキー

皆さんは、この本をどのように活用していますか?e-ラーニングを受けるときの教材として使用されているだけでしょうか?

もしそうであれば非常にもったいないことです。

なぜなら、高いお金を支払っていますし、こんなに沢山の大切なことを詳細に記載されているものは他にないからです。

 

ポッキー
ポッキー

e-ラーニングが終わればお払い箱にするには正直もったいないの一言です。

ということで、

博士イラストこの記事では、「コンクリート診断技術’21」の教材にはこんなに分かりやすくまとまっている情報を共有するために私が、厳選して2つ紹介したいと思います。

 

その厳選する基準としては、論文問題にとても参考になるのではないかという観点からです。

 

e-ラーニングが終了すると、お払い箱になるこの教材をもっと活用して頂くための記事になりますので、最後まで読んでみて下さい。

きっと皆さんに新たな発見があるでしょうし、こんなに優秀なものだったんだと再確認できるものと思います。

コンクリート診断技術(教材本)とは

この教材は基礎編と応用編からなる2冊の構成になっています。先ほども言いましたが、e-ラーニングを受講するための教材で、全P523から構成されています。

コンクリート診断技術

この中からまず基礎編から厳選して紹介いたします。

紹介するところは、21年度版で、P280~P288に書かれている補修補強計画になります。

なぜこれを厳選したかと言うと、ここの理解は、自分で理解し、まとめようとすると時間がかかってしまうところを表でまとめてる点にあります。そして、なんと言っても論文問題でとてもキーになるところでもあるからです。

具体的に説明すると、補修・補強方法を選択する決め手となるのは、劣化因子をどうしたいのかということが重要になるのですが、このポイントをしっかり押さえています。

例えば、アルカリシリカ反応の原因で劣化機構が進展期、今後30年供用する主要構造物と仮定します。残存膨張量も進行中であると考えた場合の対応はこうなります。◎を選ぶと劣化因子の遮断と除去と表面被覆、ひび割れ補修、表面含浸となります。でも工法選定の理由に残存膨張性が高い場合は、拘束工法を適用してもよい。とあります。

まさにその通りだと思います。まずは、劣化状況の進行を防止すること、および、現状の回復を考えなければなりません。そのための表面被覆、ひび割れ補修、表面含浸になるわけです。その対処を行った上で、拘束工法を考えることが大切なのです。ここにはそういう手順となる説明も記載されてます。

この表には劣化機構ごとに工法選定の理由がかかれているのでそれを参考に理解していくことができます。

ほんと便利です。よくまとめられているなと感心します。

 

 

次は応用編から1つ紹介します。

 

P53~P73の調査診断に関する部分とP85~P94の火災被害になります。ここにはひび割れが入った構造物の事例が紹介されています。

収縮・不同沈下によるひび割れ(一般建築物)から、硫酸による劣化(工場の建築物)に至る計6事例が紹介されています。(ほんどが橋梁ですが…)

建築物の置かれている状況や現場の調査方法対策までしっかりと書かれていますので、自分でも構造物の状況やひび割れ状況をイメージして診断できるものになっていると思います。ここまで書かれている事例は、皆さんが既に持っている参考書と比べても遜色ないかそれ以上のものだと思います。また出版社も日本コンクリート工学会で試験を出題する公益社団法人のため信用性があるともいえます。2022年では化学的浸食による劣化が問題に出題されましたし、他にも過去問題の基礎となったと思われる事例が記載されているように感じます。

ここで記載のある1つ事例を紹介してみます。

P61から記載されている中性化した橋梁についてです。調査方法から原因、対策が記載されています。中性化した橋梁の調査方法としてはコンクリートにフェノールフタレイン溶液を噴霧しています。つまりコンクリート面を削ってその断面に溶液をかけると言うものだと判断しました。中性化を調査する場合には、コアやドリル法などがありますが、コンクリート面を削ることを選択されています。なので実際同じような問題で調査方法を問われた場合は、削りでの調査を記述すると言うのもよいだろうと思います。ただ付け加えると75橋の桁及び床版と記載されており多数の箇所を調査する必要があった場合という条件付きになると思いますが、それでも一つの足掛かりとなります。他の参考書よりもよっぽど信用性はあります。

また、中性化が進行している箇所は、経過年数が20年以下であっても空隙の多い品質の良くないものや、雨がかりが少ない箇所であると中性化が深さが大きくなっているとも記載されています。論文問題においても、この箇所で劣化進行がAと比べた場合、なぜ進行したのかを問われることが多々ありますが、この文言は引用できるのではないかと思います。豆板やジャンカがあれば決定的です。

この事例のみるポイントは、論文問題で常に聞かれるようなことを想定して自分なりに意識して解読していくことです。正直論文の問題で問われることは殆ど同じですので、その事例からもシュミレーションできると思います。なので、自分で何度も何度もシュミレーションしてみて下さい。より頭に入ってくると思います。

記述式問題に関しての記事を沢山をアップしています。効率よく勉強したい方は、こちらをどうぞ。【記述式問題】2021年コンクリート診断士の過去問を実際に書いてみた!

まとめ

今回はe-ラーニングが終わればお払い箱であったコンクリート診断技術’21の活用方法を皆さんに2つ厳選してお伝えしました。これはほんの一部であり、まだまだよく見ると、よくまとまった表などが記載されてます。なのでコンクリート診断士試験を勉強する際は、参考書と一緒に活用していくことをお勧めします。そしてなんと言っても、忘れてはいけないのは、この教材からコンクリート診断士の試験問題が出題されると言うことです。そして、図などは診断士の試験問題に出てきたものも多々あります。この教材を軽視せず活用してみてください。

またコンクリート診断技術に出てくる言葉でわからないわからものについては、絶対自分なりによく調べて理解してください。調べることでその語句から深堀りして知識を得ることができます。それを繰り返していくことが、上位15%になれます。

2023年が初めてこの試験を受ける方、もしくは、既に何度かチャレンジをしたきた方、他にも事情で受けれなかった方、などいると思いますが、ここで止めたら終わりになります。

今年も頑張りましょう。私も応援していこうと思います。

2023年、このブログを参考にして頂いている皆様が、コンクリート診断士の試験を難なく合格させることを祈っております。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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