【コンクリート診断士試験2023年度版の総括】試験難易度と傾向に迫る!

2023年度総括 コンクリート診断士

こんにちは。ポッキーです。

本日は、2023年度コンクリート診断士試験の総括を行いたいと思います。

 

人物像私は、コンクリート診断士、コンクリート主任技士を取得しています。

特に、コンクリート診断士の取得を目指している方に有益な情報を発信すること目指しています。

2023年度の合格率

合格発表が9月15日にあり、それから1週間ほど経ちました。

不合格になられた方は、まだその結果に対して引きずっていることでしょう。

うなだれる男

どうして不合格になったのか?4択問題は7割を超えていたのに、記述式のどこが悪かったのか?自問自答していることでしょう。

その気持ちめっちゃわかります。私も結構引きずるタイプです。特に尽力を注いだ程その傾向が強いです。(^^;)

今回の記事の目的は、残念ながら合格になれなかった方を対象に、来年こそは、是非合格して頂きたく、2023年度の分析と、どこよりも早く2024年度の対策を行っていこうと思います。

別の記事にはなりますが、2023年度記述式問題Ⅱを詳しく解説を行っています。よければ、有料記事となっていますが、参考になると思っています。ぜひ、ご覧ください。

【模範解答】記述式のテンプレートをコンクリート診断士が紹介!

今回の診断士の試験問題の感想はどうだったでしょうか?

ポッキー
ポッキー

今年の合格率は、15.7%でした。

昨年よりは、若干厳しい結果になりました。合格率の傾向をみてみると近年は、16%前後といったところでしょう。安定しています。

2023年合格率

2023年度4択問題

まず、4択問題ですが、例年通りと言ったことろではないでしょうか。SMSなどでは、26/40問で合格をされている方がいるようですので、例年通りと言ったことになるでしょう。2023年度の問題を簡単にまとめてみました。

漏洩磁束法やサーモグラフィ法については、過去2017年までにおいては、出題がなかった問題です。サーモグラフィ法については意外な気はしますが、今後の傾向としては、1~2問程度は、新しい項目の問題が出題されるかもしれません。コンクリート工学紙を読んでいても、最近の中性化に対する考え方等においても昔と変わってきています。このような情勢についての知識も入れながら興味を持って取り組むことも必要でしょう。

2023年度 結果

こうしてみると、今年も例年通り各項目から満遍なく出題されていることがわかります。強いて言えば、近年は、補強工法の上面、下面増厚工法や連続炭素繊維接着工法等の分野の出題が少なくなっています。一方、相変わらず凍害のメカニズム等を説明するような問題は、毎年のように出題されていることがわかります。当然ですが、変状のメカニズムによる問題の出題は多く、あら覚えでは点数が採れないことがわかります。

ポッキー
ポッキー

では、次の資料をみてみて下さい。面白い傾向がみえました。

これは、4択問題の答えを選択する形式を3つに分けたものです。1つ目は、適・不適の組合せ。2つ目は、語句の組合せ。3つ目は、通常の4択形式です。この集計表をみると、2023年は語句の組合せによる選択形式が全体の73%となっていることがわかります。つまり、どういうことかというと、「きちんと意味を理解していなければ解くことが難しい」という問題ばかりであると言うことです。

先ほど、例年通りの難易度という話をしましたが、実は、難易度は上がっているとも言えるのではないでしょうか。

4択の出題形式

2023年4択詳細

下に紹介する記事では、もう少し詳しく傾向を分析していますので併せてご覧ください。

【選択問題を過去問から見る、受験に役立つ傾向とは?】コンクリート診断士が解説

 

2023年度 記述式

では、次に記述式問題についてです。傾向はこのような感じです。

論文傾向2023

ポッキー
ポッキー

今回の問題は、目新しさは感じさせられなかった印象です。

特に問題Ⅱは、2017年度の過去問題と類似していました。しかし、問題Ⅰ・Ⅱの共通事項として問題文では、より具体的な指示がされており、意外に書きやすかった方もいるのではないかと思いますが、合計1000文字以内という縛りがあるため、簡潔な文書で説明しなければならず、この辺りで苦労させられる問題であったという印象ではないでしょうか。

改めて感じたのは、問われたことに対して簡潔に述べる練習が必要と感じました。これは、特別な事ではありません。日常の会話で訓練することができます。例えば、家庭での会話や会社での報告等で鍛えることができます。誰かに報告をする場合、まずは、簡潔に結論を言った後にその理由を述べる。この手順を意識する。まず相手に何を言うことが大切なのかを考えます。いきなり時系列で報告されても何が言いたいのか理解に苦しみます。会話を面白くするには、結論は後の方がいいのですが…(^^;)

また、相手に報告する場合の優先順位を自分なりに考えましょう。一番重要な事は何なのか。を意識して伝るように心がけましょう。

論文を書くことも同じです。自分が考えた理由を述べ、なぜ、そう思ったのかを重要なことから論じる。それだけなのです。

まとめ(2024年の対策)

ポッキー
ポッキー

合格率は、例年通りの16%前後。でも問題のレベルは上がっているような……

合格率は、例年通りの16%前後でありますが、4択問題の難易度は上がっているように思います。それは、語句の組合せ形式が増加しているためです。この対策としては、一つ一つの理解が必須になりますので、地道に勉強をしていきましょう。私は、時間を掛けて合格した方が、覚えたことが記憶に定着するためおすすめします。結構、短時間で合格を勝ち取っても1年程経つとすっかり忘れている。なんてこともあります。

記述式については、簡潔に論じることがより重要であると気づかされた年となりましたので、この対策としては、まずは日ごろから結論をいう癖をつけましょう。そして、その後に理由を優先度の高い順番で話すことを意識してはどうでしょうか。

このブログは、コンクリート診断士を応援しており沢山のコンクリート診断士になるための記事を書いています。中性化や塩害のような基本的なことから、記述式を書くコツまで、必要なものを網羅しています。ぜひ、じっくり見てみて下さい。

今年も、このブログを参考にして頂いた方から、「合格した」との連絡を頂きました。本当に嬉しく思っています。このブログの目的は、コンクリート診断士取得を応援することにあります。

ポッキー
ポッキー

私も、また、改めて記事の編集等を行いより皆さんに有益となるコンテンツとして取り組んでいきます。

これからも、皆さんに必要な情報を届けていこうと思っていますので、宜しくお願い致します。(^^)/~~~

【コンクリート診断士合格に必須】 コンクリートの劣化原因である塩害を解説

アンケート結果

ポッキー
ポッキー

今回、私が気になったこと4項目をX(旧ツイッター)でアンケートを取りました。

その結果を共有したいと思います。

アンケート結果について、合格された方の63%は、1発合格されています。素晴らしいです。次は、19%で3回目以上でした。

次に、試験勉強の教材をお聞きしました。その結果は、やはり、市販の参考書が89%、次は有料講座教育5%でした。

2023年度の記述式の難易度を聞きました。簡単と答えた方が一番多く37%。次いで難問34%でした。

勉強時間については、100~300時間未満の方が多く46%で、次いで、同率26%で100時間未満、300時間以上でした。

この結果から、割合の高い項目をピックアップすると、市販の教材を活用し、勉強時間は100~300時間未満とした場合、1発合格する確率は、63%という捉え方もできます。

私は意外だったのですが、合格される方は約60%と半分以上であると言うことです。この集計数は40票で少ないため、母集団として捉えてもいいかの問題はありますが、素晴らしいと思います。みんなさん。優秀です。

ポッキー
ポッキー

アンケートにお答え頂きまして、誠にありがとうございました。

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