皆さん こんにちは。
コンクリート診断士の資格は、すごい難易度の高いものです。合格率も15%です。逆にこの資格を取得していれば建設業界において優位にたつことができますし、転職においてもすごく重宝される資格です。
なので、この資格を取ろうと日々頑張っていると思います。
でも、このような事を悩んではいませんか?
こんな方に必見です。
この記事では、
私が実践したコンクリート診断士合格の勉強方法をお伝えしていきたいと思います。
私は、コンクリート診断士、コンクリート主任技士を取得しています。
特に、コンクリート診断士の取得を目指している方に有益な情報を発信すること目指しています。
重要な事をお伝えします。
というやり方が一番です。
結構、わかってはいるけど、メカニズムも理解しないまま、過去を解いていませんか?
これは、効率の悪い勉強法です。
では、どういった勉強方法が効率的なのかを、順序立てて説明していきますので最後までご覧ください。
最後まで読んで頂くと、必ず合格できる勉強法が見えてくると思います。
合格できる方法(工程表を作成する)
まずは、合格に向けての工程表を立てる必要があります。
工程表の役割は、いつまでに、どれくらいやる、または、どれくらい遅れている、のかを確認できるものです。
工事現場でも工程表が非常に大事です。この工程表が無ければ期限内に工事を完成できませんし、必要以上のコストが掛かってしまいます。
そのため、今すぐ工程表を立てて下さい。
工程表は無理がない程度に計画することが大切です。
無理な工程表を作成しても、途中で諦め、投げ出してしまうものでは意味がありません。
必ず自分にあった無理のない工程表を作成してください。
段取り八部です。
私はが作成した工程表は、半年から1年程度の工程表でした。
上の工程表について説明します。
工程表は10カ月のものです。500時間で合格できると考えれば100分/1日になります。
500時間の根拠は、私の実体験を基にしています。(^^;)
中性化の項目に注目して下さい。
1か月置きに線を引っ張っている理由は、繰り返し覚えることを意図しています。
皆誰でも、覚えた事を直ぐに忘れてしまうものです。
それは、脳が日常に必要のないものだと認識するからだと言われています。
なので脳には日常で必要な知識だと認識させなければなりません。
よって、繰り返し勉強することが必要になります。
エギングハウスの忘却曲線
工程表では、1カ月置きとしていますが、最初はもっと早いサイクルで繰り返す方がいいと思います。
合格できる方法(メカニズムを理解する)
工程表で「中性化」と書いているだけでは、どんな勉強方法なのか分からないと思いますので、詳しく説明したいと思います。
中性化を例に挙げて説明します
中性化でまず覚えなければならない事は、劣化が起きるメカニズムです。
例えば、
空気中の二酸化炭素がコンクリートの細孔溶液中に侵入することで炭酸イオンになります。この炭酸イオンがコンクリート中の水酸化カルシウムと反応するとコンクリートが炭酸化します。炭酸化することでコンクリートのPHが11程度となることで中性化します。中性化することで鉄筋の不働態被膜が破壊され鉄筋が腐食します。
というようにまずは各劣化現象のメカニズムを覚えて下さい。
次に、中性化の特徴を覚えます
例えば、
気温は高い(40度)ほど、湿度に至っては50~60%程度の範囲が中性化しやすい。とか、
屋外より屋内の方が中性化しやすい。ただし、屋内で中性化しても大事にはいたらないことが多い。その理由は、雨の浸入がないので、鉄筋の腐食が少ないため。
のように特徴を覚えていきます。
さらに次は、劣化過程を覚えていきます
劣化過程では、潜伏期、進展期、加速期(前期・後期)、劣化期に分けられます。
中性化の場合は、
進展期は、外観の変状はないが、鉄筋の腐食は進行している状態。
加速期(前期)は、外観にひび割れが発生した段階。
加速期(後期)は、ひび割れが進行しひび割れ幅、ひび割れの数、錆び汁の発生、剥離、剥落がある状態。
劣化期は、耐久性能の低下が認められる状態。
そして、次は、調査方法です
調査方法には、
はつり、ドリル法、コア採取、示差熱重量分析、粉末X線回折などです。
これらの特徴を覚えることが必要です。
最後は、補修・補強方法です
この補修・補強方法は、先ほど解説した劣化過程によって方法が変わってきます。
例えば、進展期での補修を考えてみます。
進展期では、鉄筋の錆びが進行しているが、コンクリート表面には変状がない事を踏まえ、どういった対処が必要かというと、もちろん補修に掛ける費用も重要ですが、ここではその考えは除外します。
ではどういった補修・補強方法があるのかというと、
①再アルカリ化工法や②亜硝酸系の塗布材が有効だと思います。
理由は、①は中性化したコンクリートをアルカリ性に戻す工法でので、再度、不動態皮膜が形成され鉄筋の腐食が止まります。
ただし、①の終了に雨などが降れば、アルカリ分が外に流れ出してしまいます。
そのため、①の後は、表面被覆工法等をする必要があります。
といった具合に頭の中で考えられることができるようにならなければなりません。
合格する方法(アウトプット)
そして記憶の定着のために、アウトプットが大切です
まとめ
まずは、劣化のメカニズム、調査方法、劣化過程、補修・補強方法を整理して覚えること必要です。
これを理解することで、選択問題の基準ラインまで7割はきています。
あと3割。
では、どうやって後3割を埋めるのかというと、
過去問をひたすら解くということです。
確かにメカニズムは理解できました。でも、「試験問題慣れ」が足りません。
なので、ひらすら過去問を解くのです。
そうすることで、出題される問題文の言い回し(ひっかけ)を理解することができます。
もし、問題文の言い回し(ひっかけ)で間違った問題は、何回も解いて下さい。
また、当然のことですが、わからなかった箇所は、自分で調べて、自分なりに理解してください。
そしてたまには、アウトプットしてください。
この繰り返しで、記憶に定着することができ、必ず基準点を取ることができます。
論文については、リンクを貼っておきますので、解答例にならって過去問をやってみてください。
【模範解答】記述式のテンプレートをコンクリート診断士が紹介!
もっと詳しく中性化を知りたい方にはリンクを貼っておきます。
コンクリート診断士の合格に必須 コンクリートの劣化原因である中性化を解説
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