私の専門 コンクリートの歴史と特徴を紹介 

コンクリートの歴史 コンクリート関連

こんにちは。

Pocky Dayです。

皆さん、日常よく見かけているコンクリートは、私たちにとってなくてはならないものになっています。私は、コンクリート主任技士の資格を持っています。民間の資格です。本日は、身近すぎて興味を持たれないコンクリートとは、どういう歴史を辿ってきたのか、そして、コンクリートの特徴をわかりやすく語っていきたいと思います。

あなたはこの知識を手にいれることで、コンクリートの性質が理解でき、また、その軌跡のありがたみ感じることができると思います。

私は、この知識を生かして庭にコンクリートを打ったりしています。(^^♪ なんじゃそりゃ!!

このコンクリートは、いつから生まれたのでしょうか?

答えは、今から9000年前になります。

現在確認されている範囲で最も古いものと考えられるコンクリートはイスラエルにある「イフタフ遺跡」というところから出土されたものです。日本でいうと、新石器時代にあたります。

アジアでは、中国でおよそ5000年前に作られたと考えられるコンクリートが発見されています。

コンクリートの歴史を語る上で重要なこと

今からおよそ2000年前のローマ人が作り上げたローマン・コンクリートはごぞんじでしょうか?これが現在使用されている大本のコンクリートです。

その作り方の合理性や出来上がったコンクリートの優れた特性は現代の技術者も学ぶことが多ったようです。しかしそれが何故廃れてしまいヨーロッパは石造りの文化になりました。そして1000年以上も後にイギリス人に再発見されてコンクリート再興のきっかけになりました。

そこからいろいろと研究され工業材料としてイギリス(1827年)が本格的に製造することできるようになりました。次いで、フランスで1848年、アメリカで1871年、日本でも1875年に国内初のセメント製造が開始されました。そして、セメントの開発は産業革命や近代化の流れが中で起きたことで、この勢いに乗ってコンクリートは爆発的に普及していきます。

コンクリートとは何でできている?

それはわかりやすくいうと、セメント、砂、石、水、混和剤、空気です。体積比では、1:3:6です。混和剤と空気は、微量です。ですが、需要です。

コンクリートはどうやって固まるの?

普通の人は、コンクリートは濡れているので、乾燥したら固まる、と思っている人が多いと思います。しかし、実際は、化学反応で固まっています。固まる際は、セメントの種類等によりますが、熱を発しています。この時にコンクリートは水を欲しがっています。人間でいうとマラソンをしている状態です。その時人は、水が欲しいと思うでしょう。コンクリートも同じです。なので、コンクリートを打った時には、水が必要です。これを疎かにすると、強度のあるコンクリートが出来ません。

本来は、水が必要ですが、家の外構で駐車場を作っている場合をよく目にします。ですが、あまり、養生(水やり)をみたことがありませんが…(^^;)コンクリートがかわいそうです。喉がカラカラになっています。

マニアックな話

建物の場合、コンクリートには鉄筋が一緒に使用されています。これは奇跡の相性になります。おそらくこの2つが結びつくことがなかったら、今の社会は成り立っていません。それくらいいっても過言でではありません。

なぜ?かというと、お互いの弱点を補っていることと、同じような伸び縮みをするということにあります。具体的には、コンクリートは圧縮力には強いですが、引っ張り力には弱い面があります。だいたい1/10くらいになります。一方鉄筋は、その逆で、引っ張り力が強い面があります。しかも、伸び縮みが一緒と言いましたが、どういうことかというと、同様な熱を加えた時に同じように伸びたり縮んだりするということです。これは非常に大事なことです。仮にこれが逆であれば、構造物として弱くなります。さらにいうと、鉄筋は自然においておくと錆びます。ですが、コンクリートの中にいると錆びません。コンクリートはアルカリ性なのでこの中に鉄筋があると錆びなくなります。これは半永久的な効果があります。

この4点は最強です。夫婦にとってもこの4点が備わっていると最強だと思います。(正反対な性格で、でも価値観は同じ、一緒にいることが心地いい。かな、と思います(^^♪)

まとめ

皆さん、コンクリートが身近に感じて頂いたでしょうか?コンクリートは生き物です。なので、病気になることがあります。どんな病気?と突っ込みを入れていただければありがたいです。

コンクリートの劣化現象を解説 中性化とはいったい何者なのか?

この記事は、需要があるのかな???(^^;)

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