バクテリアの力で自己治癒するコンクリートとは

タイトル コンクリート関連

皆さん、自己治癒するコンクリートはご存じですか?

「自己治癒って自分で治すってことだよね」
「コンクリートが自分で治すってどういうこと」
「何を自分で治すの?」

 

いろいろ疑問が湧いてくると思います。

世の中には、自己治癒するコンクリートがあるのです。文字通り、ひび割れが発生したら自分で

その傷を治すのです。

不思議ですね~(^^♪

この記事を読むことで、最先端のコンクリート技術を知ることができます。

それでは、簡潔に述べていきます。

バクテリアの力で自己治癒するコンクリートとは

バクテリアの力で自己治癒するコンクリートとは、コンクリートにひび割れが入るとバクテリアが活動し始め、ひび割れを塞いでしまうものです。

つまり、鬼滅の刃でいうと鬼です。(^^;)

なんのこっちゃ。わかりません。( 一一)

傷が出来ても修復してしまうということです。

どうやって自己治癒するのか(メカニズム)

コンクリートを作る際に、バクテリアと餌を一緒に混ぜるのです。そうすると、固まったコンクリートに発生したひび割れを発見しバクテリアが修復するのです。

具体的に述べます。

バクテリアの餌となるのは、ポリ乳酸です。

ポリ乳酸とは何か

ポリ乳酸(PLA)は、通常の室温環境下ではほとんど分解せず、長期間使用可能。通常のプラスチックと同様です。使用後にコンポストまたは土中などの、水分と温度が適度な環境下に置くことで加水分解が促進され、その後、微生物による分解(生分解)が進行し、最終的にはCO2と水に完全に分解します。(^^;)

正直よくわかりません。

3Dプリンターの材料にも使われるものだそうです。

話を戻します。

ひび割れがコンクリートに入ると、雨水などの水分が浸入します。するとバクテリアが餌の養分を吸収して炭酸カルシウムを析出します。この炭酸カルシウムがひび割れを塞ぐというわけです。
つまり、ひび割れから水が入るとバクテリアが活動し餌を食べます。その際に人間でいうとうんち(炭酸カルシウム)を出し、それがひび割れを埋めるというメカニズムです。

おわかりでしょうか?

ちなみに、このバクテリアは、200年ほど生存することができる様です。

ということは、維持管理費(ライフライクルコルト)がかなり低減できることになります。

これがすごい!!

まとめ

自己治癒するコンクリートとは、バクテリアと餌を混ぜて作るものです。そして、ひび割れが入ればバクテリアが活動し修復する。しかもバクテリアは200年程度生存できるため、維持管理費が大幅に削減できるメリットがあります。

補足ですが、コンクリートの中性化、塩害には有効であると判断できますが、ASRに有効かどうかはわからないので、その辺りの情報が入ればまた記載しようと思っています。

コンクリートを扱う建設業。どうやって正確に物を作っているのでしょうか?実はこういう方法で物を正確に作っています。ぜひご覧ください。

【建設業のものづくり】正確にどうやって物を作っているのか。

 

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