こんにちは。ポッキーです。
あと、試験までもう少しになりました。みなさん頑張っていますか?
私は、知り合いや問い合わせから論文を見ることがあります。
そこで気づいたのは、気になる答案には、知識量に関係なく共通したパターンがあるということです。

今回はその特徴を5つ、具体的に解説します。心当たりがある方は、今すぐ修正してください。
特徴①:結論が後半に来る
「〇〇であることから、塩害が原因と考えられる」
一見、論理的に見えます。でも、これは「理由→結論」の順番です。

採点者は大量の答案を短時間で読みます。結論が後半に来ると、「何が言いたいのかわからない」という印象を与えます。
正しい順番は「結論→理由→具体例」。原因は冒頭の一文目で断言する。これが鉄則です。
特徴②:問題文の情報を使っていない
「海岸沿いに位置しているため、塩分の影響を受けた」
この説明、問題文に「海岸沿い」と書いてあるだけです。

合格答案との差はここです。合格者は、問題文に書かれている全ての数値・年代・環境条件・調査結果を根拠として使います。
問題文は答案の材料置き場です。全部使い切ってください。
特徴③:メカニズムが書いていない
「塩害により鉄筋が腐食し、ひび割れが発生した」
これでは不十分です。

採点者が見ているのは、「なぜ腐食したのか」というメカニズムの理解です。
このプロセスを書けるかどうかで、診断士としての理解度が伝わります。
特徴④:調査方法に「目的」がない
「塩化物含有量の測定、自然電位法、フェノールフタレイン試験を行う」
調査名を列挙しているだけです。これは点数になりません。

採点者が見ているのは「何のための調査か」です。
また、想定した劣化原因以外の可能性(例:塩害と診断したが、ASRの可能性もゼロではない)についても触れると、幅のある論文になります。
特徴⑤:劣化過程を述べずに対策を書いている
「表面被覆工法と断面修復を行う」
唐突に対策が始まっています。
対策を書く前に、必ず劣化過程を述べなければなりません。

こう書いてから対策に入ることで、「なぜこの対策を選んだのか」という根拠が生まれます。 劣化過程が加速期なのか劣化期なのかによって、必要な対策(補修のみか、補修+補強か)が変わります。根拠のない対策は、採点者に「なんとなく書いた」と見えてしまいます。
まとめ:5つ全部、型で解決できる
ここで気づいた方もいると思います。
これら5つの特徴は、全部「型を知らないこと」から来ています。

②問題文の情報を使わない → 型の〇〇に問題文の情報を入れる習慣がつく
③メカニズムが抜ける → 型の中にメカニズムを書く箇所が決まっている
④調査に目的がない → 型は「目的+方法」のセットになっている
⑤劣化過程なしに対策を書く → 型は必ず劣化過程から始まる
型を持つことは、これら5つの問題を一度に解決することです。

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