こんにちは
Pocky Dayです。
コンクリート主任技士からみたマイホームを建てる場合の注意点4項目を話したい思います。
家のコンクリート基礎は、家の荷重を受け持つ重要な部分です。
これから家を建てようなと思っている方に情報共有します。
正直、基礎コンクリートには、あまり注意深くて見ていないと思います。
コンクリートは硬いから大丈夫!と思っています。
でも、この部分が脆いと長年経ったときに家の傾きや、ひび割れが発生したりします。
今回は、家の基礎コンクリートは重要ということについて話をしたいと思います。
私も3年前に念願のマイホームを建てました。一生賃貸アパートで住もうか、それともマンションにしようかなどいろいろ考えましたが、結局、一軒家を建てました。(^^;)おそらく皆さんも住宅ローンを何十年も組んでいることと思います。
いつまでも頑丈で住みやすい家を建てたいと思います。そう考えた場合、家にとって一番重要なところは基礎コンクリートだと思います。それは、家の重さ等を受け持つ場所だからです。ここがきちんと施工できていなければ、せっかくのマイホームが台なしになります。
ここでは基礎コンクリートを施工しているときに、確認しておきたい項目がありますので、それを私、コンクリート主任技士が、皆さんにお伝えしたいと思います。あくまでもコンクリートにとって、一番理想的な話をしますので、これをしてないからダメだということではありません。コンクリートファーストで語らせて頂きます。
あなたは、この知識を得ることで、マイホームを建てる時の一番重要なところが分かります。
確認しておきたい4項目
①コンクリート強度はどれくらい?
②生コンを打ってどれくらいで型枠を外すの?
③打ち継ぎ目はどうしているの?
④ひび割れ対策はどうしているの?
①について
コンクリート強度は非常に重要です。なので建てる前に住宅メーカーに確認してみましょう。標準は24N/mm2とのことです。簡単にいうと10㎝×10㎝の24tの力を加えても大丈夫ということになります。大体普通の家では2階建ての木造で5tくらいの力だとメーカー会社から聞きましたので、そう考えると十分な強度です。おそらく、地震や地盤も多少の沈下なども考慮していると想定します。
コンクリートには種類あります。一般的なもので、高炉セメント、普通セメント、早強セメントがあります。(他にもいろいろありますが…)この種類で何が違うかというと、強度がでるスピードが違います。この3種類では高炉セメントが一番遅くて、早強セメントが一番早いです。おそらく使用されているものは安価な高炉セメントだと思います。
②について
高炉セメントを使用していると思います。強度のスピードが遅いので、型枠を残す時間を長くする必要があります。基準では平均気温20度以下であれば5日間に必要です。しかもその期間中散水をしているかも重要です。それは、強度が出るためには水が必要です。コンクリートも固まる時に喉が渇くので水がいるのです。そして、早く型枠を外すとひび割れも生じます。乾燥することで必ず生じます。この当たりも施工前にきちんと確認しておく方がいいと思います。施工中に気づいて言ったとしてもケンカになるだけです。施工前には、5日間、散水をお願いします。と言ってみましょう。(^^♪
③について
基礎コンクリートは通常、2回の生コン打ちで完成します。ここで重要なものは、きちんと掃除して2回目のコンクリートを打っているかということです。これが出来ていなければ、コンクリートは一体化されていません。一見出来てみると何も問題ないように見えますが…。一体化されていなかった場合、水が、そこから浸入します。すると鉄筋も錆びます。錆びると地震等あった場合、崩壊する可能性が高くなります。そのため、施工前には、2回目を打つ前には、ごみの掃除とレイタンスの除去をお願いします。と言いましょう。レイタンスとは、簡単に言うとコンクリートの弱いものが集まったものです。この弱いものがあると一体化しません。レイタンスがあるかないかを簡単に確認する方法があります。1回目を打ち終わった3日後くらいに手の先で軽く引っ搔いてみてください。すると、白いものが取れます。これは、不要なものなのでしっかり除去する必要があります。私もしっかり除去してもらいました。(^^;)
④について
正直に言います。コンクリートはひび割れが必ず入ります。それは、デリケートなものだからです。たから施工は慎重に行ってもらう必要があるのです。なので、施工前に言ってみましょう。ひび割れ対策は何かされますか?と。おれらく何もないと思います。でもがっかりしなくても大丈夫です。今言ったことをきちんとやってもらえば大丈夫です。もともとあるコンクリートのポテンシャルを発揮すれば頑丈なものになります。
これらを施工前に言うことで、住宅メーカーは、背筋が伸びます。そう意識されば、施工チームにも伝わり、結果として品質もいい家ができると思っています。
くれぐれも言い方には気を付けてくださいね。では。(^^)/
家を建てる時に外構工事も必要ですが、費用が掛かります。私は自力で駐車場を作りました。自分でもできると思います。ぜひご覧ください。
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